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Story 05

ホールライフバランスを実現する

​心から願う人生を送っていない矛盾

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起業した当初は、代々木のワンルームマンションを事務所にし、そこにソファベッドを置いて、寝泊まりする生活でした。独立はしたものの、これまでと同様、仕事漬けの毎日。

また仕事も、保険代理店としての売上げはあったものの、本来願っていた事業で収益を上げることは難しく、当時ビジネスパートナーであった現在の夫とも、仕事に関することで口論することが絶えませんでした。

そうした日々が続いた結果、生理が止まってしまうなど、その影響はまた身体にも出始めていました。

自分自身が提供しているコーチングとファイナンシャル・コンサルティングでは、『心から願う人生を実現しましょう!そのサポートをします!』とお伝えしているのに、自分が全くそういう人生を送っていない、そこには大きな矛盾がありました。

​本当に願っている人生に一歩踏み出す

そして改めて、本当に願っている人生を考えた時、海の近くに住みたいと思いました。

コーチングで本来の自分、ありたい自分をイメージした時、出てくるのはいつも青い海のイメージだったからです。

そこで思い切って、代々木の事務所は借りたまま、逗子に住まいとしてのマンションを借りました。ただ、資金的に余裕はなく、引っ越した当初は、広いリビングに、小さな丸テーブルがポツンと一つあるような状態でした。

とはいえ、山の上にあり、青い海が見渡せるマンションで、海を眺めて暮らす毎日、鳥たちのさえずりを聞きながら食べる朝食、家の周りでリスを見かけることもよくありました。代々木のマンションでは、料理をすることも儘なりませんでしたが、思う存分、料理も出来ました。

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​本来のわたしに還る

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そうした毎日によって、心の内側に瑞々しさが戻ってきたようでした。

自然に囲まれ、大きな広い海を眺めていると、それだけで幸せが満ちてきて、自然がもつエネルギーに調和することで、雑音が消え、『本来のわたし』に還るように感じました。

また、住まいとした湘南エリアには、仕事も遊びも自由に楽しんでいる人々が多いことにも刺激を受けました。

そんな日々は、子どもたちに対する想いにも変化をもたらしました。保険会社時代は、子どもたちに自分が真摯に生きる姿を見せられるような母親になる!と、自分を証明したい気持ちが強かったのですが、まずは自分が幸せに生きることを大切に、子どもたちの幸せを祈り、どんな時も味方でいて応援する母親でいようと思うようになりました。

こうして、少しずつ『本来のわたし』が心から願う人生を実現していきました。

人生の土台となる価値観を共有するビジネスパートナーと再婚し、長年の夢だった白い大型犬を家族に迎えたのを機に、海辺の土地を購入、小さな庭のある戸建てに住まいを移しました。

コロナ禍を機に、仕事はほとんどオンラインになり、今は保険会社時代に思い描いていた人間らしい丁寧な暮らしと仕事が、心地よくハーモニーを奏でる毎日を送っています。

​わたしを生きる 一緒に生きる

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​Key Message 05

これまでの私の人生の転機を振り返ってみると、一般常識や社会規範に囚われず、自分の直感やインスピレーションを信じ、心から湧き上がる想いに従って行動してきたように思います。

営業経験が無いにも関わらず外資系保険会社の面接を受けた時も、実は一度面接で落ちたにも関わらず、再度、同じ会社の別の支社の採用試験にエントリーしました。

そこでも、一度は本社から不採用の結果が出ていたそうですが、そのことを知らなかった私は、面接後にどうしても御社で働きたいと手紙を書きました。そして、関わってくれた人たちの厚意と尽力のおかげで入社することが出来ました。

現在の住まいを選んだ時も、常識的に考えると、自分たちが希望する海辺のエリアに戸建てを購入することは難しく思われました。しかし、自分の脳裏に浮かんだビジョンを信じて、行動してみた結果、奇跡のような出来事が続き、思い描いていた暮らしを実現することが出来ました。

そんな実体験を踏まえた私が大切だと思うことは、まずは、『本来のわたし』の声を聴くこと、具体的にイメージし、生き生きとビジョンを描くこと、そして直感やインスピレーションを信じて、行動してみること。行動してみて、もし違ったら、執着せず、もう一度静かに『本来のわたし』の声を改めて聴き直してみること。

そんな風に人生を自由にクリエイトしていくことが、しあわせに生きていく上で、一つのヒントになるのではないかと思います。

本来のわたしの声を聴き
​生き生きとビジョンを描き
直感や
​インスピレーションを信じて
行動してみる

とはいえ、人生は続いていて、日々いろいろなことが起きます。

気持ちが乱れることや落ち込むこと、悲しくなること、腹が立つこともあります。自分の未熟さや至らなさを思い知ることもあります。

でも、どんな時も(あー、私は今こういう気持ちなんだよね、こういう状態なのね)と自分を見守る『本来のわたし』の眼差しがあり、『本来のわたし』に還ることが出来るようになりました。

そして、Rosa Mareのメンバーや友人たちに話を聴いてもらったり、海を眺めたり、何気ない日々の暮らしを丁寧に過ごすことで、不協和音が収まり、ハーモニーが戻ってきます。

また、「あーでもない、こーでもない」と言いあい、笑いあい、本音で議論する時間を共にしながら、未来を一緒に創りだす時間は、わたしの世界を広げ、一人の世界では味わえなかったエネルギーが満ちてくるのを感じます。

違う個性をもつメンバーが関わり合うことで、それぞれの個性がより一層鮮やかに磨かれ、全体の輝きがどんどん広がっていくようなイメージです。

 

人生は体験の連続で、時には辛いことや悲しいことも起きるけれど、その全てが大切で、実は輝きに満ちた愛おしいものだと感じています。

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